はじめに：白Tは「消耗品」じゃない。夏こそ“再生洗い”で長く着る

夏のワードローブの主役といえば、やっぱり白Tシャツ。けれど、1シーズン終わる頃には「なんだか黄ばんでる」「襟がくすんで見える」と感じたことはありませんか？

その黄ばみの正体は、“汚れの取り残し”と“時間”がつくる酸化膜です。

目に見えない皮脂や日焼け止めの成分が生地の奥に残り、空気中の酸素と結びついてゆっくり酸化。結果として、あの独特の黄ばみが現れます。

多くの人が「もう寿命かな」と捨ててしまいますが、実は白Tは“再生”できる衣類です。洗い方を変えるだけで、真っ白さも風合いも取り戻せます。そして、服を長く着ることは、環境を守る行動にもつながります。

白Tが黄ばむ4つの原因をプロが分解

1．汗・皮脂の酸化
2．日焼け止めの付着
3．柔軟剤や洗剤の残留
4．時間の経過による酸化

黄ばみとは、単なる汚れではなく「酸化膜」です。だからこそ、ただ洗うだけでは落としきれず、“分解洗い”が必要になるのです。

原因①：日焼け止めによる黄変を防ぐには？

白Tの襟や肩につく淡いベージュの変色は、紫外線吸収剤が繊維と光酸化を起こすことが原因。解決策は以下の2つです。

・紫外線吸収剤フリーの日焼け止めを選ぶ（二酸化チタン・酸化亜鉛ベース）
・中性洗剤（wellwashホワイト）で酸化膜をリセット

原因②：汗・皮脂汚れは“油の膜”になる

汗や皮脂は脂肪酸が主成分で、水では弾かれやすく繊維の奥に押し込んでしまうことがあります。これが“皮脂の油膜”。

wellwash 海をまもる洗剤は、ナノ粒子分散洗浄を採用し、皮脂を包み込みながら分散。界面活性剤を通常の1/3量に抑え、衣類にも環境にもやさしく汚れを除去します。

原因③：柔軟剤や洗剤残りが“再黄ばみ”を招く

柔軟剤の陽イオン界面活性剤が繊維に膜を作り、再酸化の原因に。すすぎ1回洗濯ではこの膜が残りやすいため、夏場はすすぎ2回がおすすめです。

原因④：時間が経った黄ばみは「洗い」ではなく「分解」で取る

酸化皮脂は「重合膜」と呼ばれ、通常の洗濯では除去できません。オキシクリーンなど酸素系漂白剤を40〜55℃で使うと効果的。

プロが教える「黄ばみを落とす4ステップ」

1．前処理：洗剤の原液を黄ばみ部分に10分置く
2．ぬるま湯で洗い（15〜20分）
3．酸素系漂白剤でお湯洗い（40〜50℃で30分）
4．すすぎ（必要であればクエン酸で中和）で再酸化防止→陰干し

黄ばみの「再発」を防ぐための洗い方設計

・洗剤を入れすぎない
・水温は30〜40℃
・詰め込み洗いを避ける

これだけで白Tの寿命は2倍に。wellwashは低刺激・高生分解性（89.2％）で環境にも衣類にも優しい洗剤です。

オキシクリーン使い方ガイド

・軽い汚れ → wellwash単独
・頑固な黄ばみ → wellwash＋オキシクリーン（40〜50℃）

素材別ケア（綿／ナイロン／機能繊維）

・綿100％ → 黄ばみやすい。40℃洗い＋酸素系漂白剤で週1リセット。
・ナイロン混 → 熱に弱い。30℃以下で短時間洗い。
・機能繊維 → 柔軟剤NG。吸水性を損なう原因に。

洗濯前後の“ひと手間”で差が出る再生ケア

・洗う前：襟・脇に原液洗剤を吹きかけて10分置く
・脱水後：形を整えて叩き干し
・乾燥後：スチームアイロンで繊維を再生

【特集】日焼け止めと白Tの共存術

・日焼け止めを完全に乾かしてから着用
・洗濯ではwellwashホワイトで白さをリセット

実証データで見る「汚れの落ち方」

Save the Oceanは、感覚ではなく科学で洗浄力を検証。

皮脂酸化物質分解テスト（BOKENセンター）

一般洗剤比で27％高い分解率を実証。汚れを「分散して分解」する新洗浄メカニズム。

黄変布再生試験（JIS-L 0891準拠）

wellwashで3回洗うと白度が平均15％向上。漂白剤不使用でここまで戻ると注目。

生分解性試験（OECD301A）

89.2％の生分解率を達成。海を汚さない洗濯を実現。

家庭でできる「再生メンテナンス」

・毎回：wellwashで洗う
・月1回：酸素系漂白剤と併用
・シーズン終わり：酸化リセット洗いで保管

保管で差が出る：黄ばみを防ぐ収納習慣

・通気性のある布袋・紙箱で保管
・無香料で洗い上げてから収納
・クローゼットは暗く風通し良く

“服を長く着る”ことが環境をまもる

日本では年間約48万トンの衣類が廃棄されています。黄ばみを理由に手放す服が減れば、CO₂削減にもつながります。

wellwashは売上の一部をWWFに寄付し、RSPO認証も取得。洗うたびに、海と未来をきれいにします。

Save the Oceanの「ロングライフウォッシュ宣言」

1．服を1着でも長く着る
2．洗剤を1滴でも少なく使う
3．海を1ミリでもきれいにする

まとめ：白Tを救うのは、洗い方と想い方

白Tの黄ばみを防ぐには、特別な機械も高価な薬剤も不要。必要なのは、正しい知識と丁寧なひと手間、そして“服を長く着たい”という想いです。

その洗濯から地球を美しくします。その一滴が、海をまもる。