なぜ今「ダウンを家で洗う話」をしているのか
冬になると毎日のように着るダウンジャケット。ユニクロのダウンは軽くてあたたかくて、本当に便利ですよね。
でも、こんなふうに思ったことはありませんか?
・汚れてきたけど、クリーニングに出すほどかな…
・毎回クリーニングだと、正直ちょっと高い
・家で洗えるって聞くけど、失敗しそうで怖い
私たちはクリーニング店として、これまで本当にたくさんのダウンを見てきました。
そして実は、「洗わなかったからダメになったダウン」より、「洗い方を間違えてダメになったダウン」 の方が、ずっと多いんです。
だからこそ今日は、「家で洗っても大丈夫なダウン」と「これは無理しない方がいいダウン」の違い、そして 失敗しない洗い方 を、クリーニング屋の目線で、できるだけやさしくお話しします。
ユニクロのダウン、家で洗っても大丈夫?
結論から言うと、ユニクロのダウンは、きちんとポイントを守れば家で洗えます。ただし、「どれでもOK」ではありません。
まずはここだけ見てください(30秒チェック)
次の条件に当てはまれば、家洗いできる可能性が高いです。
・洗濯表示に「水洗いOK」と書いてある
・表地がポリエステルやナイロン
・特別な装飾や加工がない
・いわゆる“普通のダウン”
逆に、次はちょっと注意が必要です。
・「ドライクリーニングのみ」と書いてある
・縫い目がなく、ツルッとしたシームレスダウン
・すごく薄い・高級感のあるダウン
こういう場合は、無理せずプロに任せた方が結果的に長持ちします。
ダウンって、どうしてダメになるの?

実は「汚れ」より「皮脂」が原因です
ダウンがへたったり、なんとなくニオうようになったりする原因。それは、汗や皮脂が少しずつ中に残り、時間とともに酸化してしまうことです。
見た目はきれいに見えても、
・襟元
・袖口
・首や顎が当たるところ
には、どうしても皮脂がたまりやすくなります。
この皮脂は、放っておくと空気に触れて酸化し、ベタついた汚れに変わっていきます。
皮脂が残ると、実は「色」も変わってきます
クリーニングの現場でよく見るのが、「黒ずみ」や「黄ばみ」の原因が、汚れではなく、古い皮脂だったというケースです。
皮脂が残ったままだと、
・生地がうっすら黄色くなる
・白や淡い色がくすんで見える
・表面がテカっとしたように変色する
といった変化が起きやすくなります。
これは、皮脂が酸化して、生地の中に定着してしまうためです。
羽毛にもダメージが蓄積します
皮脂が付いた状態が続くと、羽毛にも影響が出てきます。
・羽毛がくっつきやすくなる
・空気を含みにくくなる
・ふくらみが戻りにくくなる
結果として、「暖かくない」「ぺたんこになった」と感じるようになります。
だから「全然洗わない」も正解ではありません
「洗うと傷みそうだから…」と、何年も洗わずに着続ける方もいらっしゃいます。
でも実は、皮脂をため込んだまま着続ける方が、ダウンにとっては負担が大きいこともあります。
大切なのは、
・汚れをためすぎない
・洗いすぎない
・正しい方法で落とす
このバランスです。
クリーニング屋からのひとこと
ダウンは、「汚れたらすぐ洗う」服ではありませんが、「ずっと洗わない」服でもありません。
皮脂がたまる前に、やさしくリセットしてあげる。
それが、ふくらみも、色も、着心地も長く保ついちばんの近道です。
洗濯表示は、ちゃんと見ていますか?
ユニクロのダウンには、ほとんどの場合、内側に洗濯表示が付いています。
・洗濯機マーク → 家で洗えます
・手洗いマーク → やさしく洗えばOK
・バツマーク → 家洗いはやめましょう
シームレスダウンが難しい理由

― 見た目がきれいな分、実はとてもデリケート ―
シームレスダウンは、見た目がすっきりしていて、風も通しにくく、とても人気のあるタイプのダウンです。
ただ、構造は一般的なダウンとは少し違います。
シームレスダウンは、糸で縫っていない代わりに、熱と圧力で生地同士をくっつけて作られています。
この「くっつけている部分」が、家洗いではいちばん気をつけたいポイントです。
水と洗剤が加わると、どうなる?
洗濯で水や洗剤が加わると、
・接着部分が湿る
・生地が動く
・内側から引っ張られる
という状態になります。
すると、少しずつ接着が弱くなってしまうことがあります。
見た目ではすぐに分からなくても、
・着ているうちに浮いてくる
・洗ったあとにヨレた感じになる
・端から剥がれたように見える
といった変化が、後から出てくるケースも少なくありません。
「洗った直後は平気」でも安心できない理由
クリーニング屋の現場では、「洗ったときは大丈夫だったけど、何回か着たら急に形が崩れた」というご相談をよく受けます。
これは、洗濯のダメージが少しずつ蓄積して、あとから表に出てくるためです。
特に、
・脱水で強く回した
・乾燥で熱が加わった
・洗濯中に生地がねじれた
こうした条件が重なると、接着部分への負担はさらに大きくなります。
乾燥工程が、いちばんの分かれ道
シームレスダウンの場合、乾燥のときの「熱」がとても重要です。
高温になると、
・接着剤が柔らかくなりすぎる
・逆に劣化してしまう
・形が固定されず、歪みやすくなる
といったリスクがあります。
そのため、「洗う工程」よりも「乾かし方」で失敗するケースが多いのが実情です。
だから、正直に言うと…
私たちクリーニング屋の本音としては、「洗えないわけではないけれど、家で洗うにはリスクが高い」というのが、シームレスダウンです。
どうしても家で洗う場合は、
・回転を極力弱く
・乾燥は低温・短時間
など、かなり慎重な対応が必要になります。
クリーニング屋からのひとこと
シームレスダウンは、「丈夫そうに見えて、実は繊細」な服です。
見た目のきれいさを長く保ちたいなら、無理をしないことが、いちばんの近道。
「これは家で洗わない方がいいかも」そう判断することも、立派なお手入れのひとつです。
家で洗う?クリーニングに出す?

家洗いがおすすめなダウン
― クリーニング屋が「家で洗っても大丈夫」と判断する基準 ―
私たちクリーニング屋は、「全部クリーニングに出してください」とは考えていません。むしろ、家で洗った方がいいダウンも、はっきりあります。
大切なのは、「家洗いしていいかどうか」を感覚ではなく、状態と使い方で判断することです。
普段使いのユニクロダウン
毎日の通勤や買い物など、日常的に着ているユニクロのダウンは、家洗いに向いている代表例です。
理由はとてもシンプルで、
・素材が比較的丈夫
・構造が安定している
・洗濯表示が家洗い対応のものが多い
からです。
クリーニング屋の現場でも、このタイプのダウンは「家で洗って、仕上げだけ整えれば十分」というケースが多く見られます。
軽い汚れやニオイが気になるとき
・襟元が少し気になる
・なんとなくニオイがこもってきた
・見た目はきれいだけど、着心地が重い
こうした状態であれば、家洗いでリセットするのがちょうどいいタイミングです。
強い洗浄や特殊処理が必要な汚れではないため、やさしい洗い方でも十分に効果があります。
逆にこの段階で放置してしまうと、皮脂が酸化して黄ばみや変色につながることもあります。
「今年も着たいな」と思える1着
ここは、クリーニング屋としていちばん大事にしている感覚です。
「まだ着たい」「今シーズンも活躍させたい」そう思えているうちは、ダウンの状態も、実は悪くありません。
・生地にハリがある
・羽毛のふくらみが残っている
・表面に目立った傷みがない
こうしたダウンは、やさしく洗って整えるだけで、また気持ちよく着られる状態に戻ります。
プロが見て「家洗い向き」と判断する共通点
クリーニング屋の目線で見ると、家洗いに向いているダウンには、いくつか共通点があります。
・汚れが“浅い”
・ダメージが蓄積していない
・洗いすぎていない
・乾燥まできちんとできる環境がある(コインランドリーで乾燥でもok)
これらがそろっていれば、家洗いはリスクではなく、むしろ良いメンテナンスになります。
クリーニング屋からの正直なひとこと
家洗いは、「手を抜くこと」ではありません。
状態を見て、必要な分だけ、やさしく洗う。
それができれば、ダウンはクリーニングに出さなくても、ちゃんと長持ちします。
「家で洗う」「プロに任せる」どちらが正しいかではなく、そのダウンに合った選択をすること。
それが、クリーニング屋としておすすめしたい、いちばんの考え方です。
クリーニングに出した方がいいダウン

― クリーニング屋が「これは家で洗わない方がいい」と判断する理由 ―
私たちクリーニング屋は、すべてのダウンを「クリーニングに出してください」とは思っていません。
でも正直に言うと、家で洗わない方がいいダウンも、はっきり存在します。
それは、「洗えるかどうか」ではなく、「失敗したときに、取り返しがつくかどうか」で判断しています。
思い入れのあるダウン
・初めて自分で買ったダウン
・何年も一緒に過ごしてきた1着
・着るたびに気分が上がるお気に入り
こうしたダウンは、万が一の失敗が、「服がダメになる」以上に気持ちまで落ち込んでしまうことがあります。
クリーニング屋としての本音は、思い入れがある服ほど、無理をしないでほしいということ。
プロの手で、
・生地の状態
・羽毛のコンディション
・汚れの種類
を見極めながら洗う方が、安心して長く着られるケースがほとんどです。
高かったダウン
価格が高いダウンには、それなりの理由があります。
・生地が薄くて軽い
・羽毛の質が高い
・表面加工が繊細
こうしたダウンは、ちょっとした洗い方の違いで、仕上がりが大きく変わります。
家洗いでは、
・水の動き
・脱水の力
・乾燥の熱
を細かくコントロールするのが難しく、思わぬダメージにつながることがあります。
クリーニング店では、ダウンの状態を見ながら、
・洗い方
・水温
・乾燥方法
を細かく調整しています。
その差が、数年後の状態の違いとして表れてきます。
絶対に失敗したくない1着
・今年の冬、必ず着たい
・他に代わりがない
・失敗したら買い替えられない
こういうダウンは、リスクを取らないことがいちばんの正解です。
家洗いは、どれだけ丁寧にやっても、ゼロリスクではありません。
プロに任せることで、
・万が一のときの対応
・修正・調整
・仕上がりの安定感
が大きく変わります。

クリーニング屋が「家洗いNG」と判断する具体例
現場目線で言うと、次のようなダウンは、クリーニングに出した方が安心です。
・シームレス構造
・撥水・防水など特殊加工
・薄手で中の羽毛が動きやすい
・すでに少し型崩れしている
これらは、家洗いで悪化しやすい条件がそろっています。
クリーニング屋としての本音
家洗いか、クリーニングか。どちらが正しいかではありません。
大切なのは、そのダウンに合った選択をすることです。
普段使いのダウンは家洗い
大切な1着はプロに任せる
この使い分けが、いちばん賢く、いちばん後悔が少ない方法です。
私たちクリーニング屋は、「洗うこと」よりも、「その服を長く着てもらうこと」を大切にしています。
だからこそ、無理をしない選択をおすすめしています。
ダウン洗いでいちばん大事なこと
それは「洗剤選び」
正直に言います。ダウン洗いは、洗剤でほぼ決まります。
なぜ中性洗剤がいいの?
市販の洗剤の多くは、汚れを強く落とすために少しアルカリ性です。
でもダウンには、それが強すぎることがあります。
・羽毛の油分を取りすぎる
・パサつく
・ふくらみが戻らない
だから、ダウンには中性洗剤が向いています。
ここで wellwash の話をさせてください
― クリーニング屋が「安心してすすめられる」と判断した理由 ―
私たちは毎日、ダウン、ウール、シルクなど、「洗い方を間違えると一気に傷んでしまう服」を扱っています。
だからこそ、家で使う洗剤についても、「なんとなく良さそう」では選べません。
・本当に安全かどうか
・服を傷めにくいか
・長く使い続けても問題が起きないか
それを、感覚ではなく“データ”で確認する。それが、クリーニング屋としての判断基準です。
そこで私たちが選んだのが、wellwash(ウェルウォッシュ)でした。
wellwashは、実際に数多くのクリーニング店で使われているプロユース洗剤です。「家で洗うときに失敗しにくいこと」を第一に考えた、中性処方の洗剤です。
中性であることで、
・羽毛や繊維に必要な油分を取りすぎない
・洗ったあとにパサつきにくい
・ダウンのふくらみを保ちやすい
という、デリケートな衣類にとって大切な条件を満たしています。
また、試験データでも、
・洗濯後に衣類へ残る洗剤成分が少ない
・肌への刺激が出にくい
・排水中で分解されやすい
ことが確認されています。
これは、「環境にやさしいから」という理由だけではありません。
洗剤が残りにくい=衣類にも、人にも負担が少ない。
家で洗うからこそ、この“残らなさ”は、とても重要だと私たちは考えています。
クリーニング屋としての本音を言えば、wellwashは派手な洗剤ではありません。
泡立ちすぎず、強い香りも残らない。
でもその分、洗ったあとに「あ、失敗しなかった」と感じてもらえる洗剤です。
私たちが wellwash をすすめる理由は、「よく落ちるから」ではなく、「安心して任せられるから」。
家で洗う時間が、不安な作業ではなく、服をいたわる時間になる。
そんな洗剤として、クリーニング屋の立場から、自信を持っておすすめしています。
導入店はこちら

① 中性であること ― ダウンを守る基本条件
wellwashは 中性洗剤です。
これは、ダウンやウールのようなデリケート素材を扱う立場から見ると、とても大きな意味があります。
中性洗剤は、
・羽毛に必要な油分を取りすぎない
・繊維をアルカリで傷めにくい
・洗ったあとにパサつきにくい
つまり、「汚れは落とすけれど、素材は守る」洗い方ができます。
実際、クリーニングの現場でもデリケート素材には中性処方を基本にしています。
② 洗剤が残りにくい ― ゴワつき・ニオイ戻りを防ぐ
家洗いで多い失敗のひとつが「洗剤が服に残ってしまうこと」です。
洗剤が残ると、
・乾いたあとにゴワつく
・着ているうちにニオイが出る
・肌がかゆくなる
といったトラブルにつながります。
wellwashは試験において、洗濯後の衣類に残る界面活性剤量が、一般的な洗剤より少ないという結果が確認されています。
これは、
・すすぎを何度も頑張らなくていい
・家洗いでも失敗しにくい
・ダウンの中に洗剤が残りにくい
という、安心につながる大きなポイントです。
③ 肌へのやさしさ ― 実際の安全性試験
「やさしそう」ではなく、きちんと試験で確認されているか。ここも、私たちは重要視しました。
wellwashは、
・ヒトによる皮膚刺激テスト(パッチテスト)
・刺激感を確認するスティンギングテスト
を実施し、刺激が確認されなかったという結果が出ています。
これは、
・素肌に触れる衣類
・子どもの上着
・首元に触れるダウン
を洗うときに、安心して使える根拠になります。

④ 環境への安全性 ― 排水まで考えた洗剤
もうひとつ、クリーニング屋として見逃せないのが 排水です。
wellwashは、国際的な基準である OECD生分解性試験において、
👉 28日間で約89%が分解される
という結果が出ています。
これは、「使ったあとの排水環境中に残りにくい」ことを意味します。
「環境にやさしい」という言葉だけでなく、数値として確認されている点は、安心材料のひとつです。
実際に使ったお客様から、こんな声も届いています
データだけでなく、日々の現場でも、こんな声をいただいています。
「洗ったあと、ダウンが変にゴワゴワしなくて安心しました」
(40代・女性)
「ニオイを香りでごまかさないのに、
しばらく着ても気にならないのが不思議でした」
(30代・女性)
「子どもの上着も一緒に洗えて、
肌トラブルがなかったのが一番うれしいです」
(30代・子育て世代)
「乾燥仕上がったあと、
ダウンがふわっと戻っていて、
新品のときみたいに膨らんだのがうれしかったです」
(40代・女性)
「ぺたんこにならないか心配でしたが、
ちゃんと空気を含んで、
着たときの軽さが戻りました」
(30代・女性)
私たちが大切にしているのは、「すごく落ちる!」という派手な感想よりも、
・不安がなかった
・失敗しなかった
・また使いたいと思えた
という声です。
クリーニング屋として感じるのは、ダウンは“きれいになった”よりも、“ちゃんと元気を取り戻した”と感じてもらえることが大切だということ。
ふくらみが戻る、着たときに軽い、またこの冬も着たいと思える。
そんな変化こそが、正しい洗い方と洗剤選びの結果だと考えています。
※wellwashで洗うと、ダウンがふかふかに仕上がりやすい
クリーニング屋としての結論
wellwashは、
・強すぎない
・残りにくい
・刺激が出にくい
・排水まで配慮されている
という点で、家で洗うための条件がそろった洗剤だと判断しています。
派手さはありませんが、「安心して使い続けられる」。
それが、毎日服を洗ってきたクリーニング屋として、いちばん大切にしたポイントです。
ここまで読んで
「この wellwash で洗ってみたい」と感じた方へ
もし、
・家で洗ってみたいけど不安
・ダウンをできるだけ長く着たい
・失敗はしたくない
そう思っているなら、洗剤だけは妥協しないでほしいと思っています。
wellwashは、「たくさん泡立つ洗剤」でも「いい香りが残る洗剤」でもありません。
服を傷めにくく、きれいにするための洗剤です。
実際の洗い方(洗濯機)
難しいことはありません。ポイントは「洗濯機に入れる前のひと手間」と「最後まできちんと仕上げること」です。
実際に洗ってみました。
① 汚れているところに洗剤をなじませる
えり元やそで口など、汚れが出やすい部分には、あらかじめ中性洗剤を少量塗り、汚れが落ちやすい状態を作ります。
このひと手間で、洗濯機で強く洗わなくても汚れが落ちやすくなります。
② 生地を傷めないように、やさしく汚れを浮かせる
ゴシゴシこする必要はありません。
・やわらかいブラシで軽くなでる
・指先でそっと揉み込む
「こすらず、浮かせる」イメージがポイントです。
③ 洗濯機でしっかり濯ぐ
ご家庭の洗濯機で洗います。
・洗剤は入れない
・コースは「手洗い」「ドライ」「やさしい」などの弱水流
前工程で洗剤をなじませているため、ここでは洗濯機の力でやさしく汚れを流すだけで十分です。
又は水をためて、押しすすぎをする
洗い終わったら、水をためて押すようにすすぎ、洗剤をしっかり落とします。
洗剤残りは、ニオイ戻りやゴワつきの原因になるため、この工程は丁寧に行いましょう。
⑤ しっかり脱水をかける
ダウンは水分が残ると乾きにくく、生乾き臭の原因になります。
脱水は弱すぎず、しっかりかけてOKです。
⑥ 乾燥機で完全に乾かす
仕上げは乾燥機を使い、完全に乾燥させます。
・裏返しにして乾燥させると失敗しにくい
・途中で取り出して軽くほぐすと、ふんわり仕上がる
「もう乾いたかな?」と思ってから、もう少し乾かすくらいが安心です。
クリーニング屋からひとこと
ダウン洗いは、洗う工程よりも「すすぎ・脱水・乾燥」が仕上がりを左右します。
ここを丁寧にすれば、家洗いでも失敗しにくくなります。
これはやめてください(よくある失敗)

なぜダウンが傷んでしまうのか、クリーニング屋の目線でお話しします。
■ オキシ漬け
「よく落ちそうだから」と、オキシ漬けをしてしまう方はとても多いです。でも、ダウンにとってはかなり負担が大きい方法です。
オキシ系漂白剤は、汚れを分解する力がとても強く、アルカリ性に傾きます。
その結果、
・羽毛に必要な油分まで取ってしまう
・ダウンがパサパサになり、ふくらまなくなる
・一度傷んだ羽毛は、元に戻らない
クリーニング店では、「オキシ漬けしたら急にぺたんこになった」というダウンを本当によくお預かりします。
汚れは落ちても、ダウンの命まで落としてしまう。それがオキシ漬けです。
■ 長時間つけっぱなし
「時間を置いた方が汚れが落ちる」と思って、洗剤に長時間つけてしまう方も多いです。
でもダウンの場合、長く水に浸かることで、
・羽毛が水を含みすぎて重くなる
・繊維が傷みやすくなる
・中の羽毛が偏りやすくなる
というトラブルが起きやすくなります。
クリーニング屋の立場から言うと、ダウンは“つけておく服”ではありません。
洗うなら短時間で、やさしく・手早くが基本です。
■ 高温の乾燥機
「しっかり乾かしたいから高温で」この気持ち、とてもよく分かります。
でも、高温乾燥はダウンにとって危険です。
・表地が縮む
・羽毛が傷み, 折れてしまう
・ボリュームが戻らなくなる
クリーニング店では、高温乾燥で一気にダメになったダウンを何度も見てきました。
乾燥機を使う場合は、低温〜中温で、時間をかけてが正解です。
■ 消臭スプレーのかけすぎ
ニオイが気になると、つい消臭スプレーをたっぷり使ってしまいがちです。
でもこれも、ダウンを傷める原因になります。
・羽毛が湿った状態になる
・乾ききらず、ニオイがこもる
・洗剤やスプレー成分が残り、逆に臭う
クリーニング屋では、「消臭スプレーを使ってから、余計に臭くなった」という相談をよく受けます。
ニオイの原因は、汚れや皮脂。スプレーで隠すより、正しく洗って落とす方が確実です。
クリーニング屋からの正直なひとこと
洗濯表示を見て、「水洗いOK」「家庭洗濯可」となっているダウンジャケットであれば、実は多くのものが家庭で洗えます。
特別な道具や、プロだけの技術が必要なわけではありません。
大切なのは、
・洗濯表示をきちんと確認すること
・ダウンの構造や性質を少し知ること
・洗いすぎず、丁寧に扱うこと
この “洗濯の基本” を押さえているかどうかです。
私たちクリーニング屋の目線から見ても、家庭で洗えないダウンより、「知識があれば洗えるダウン」の方が圧倒的に多いと感じています。
洗濯は、「難しいこと」ではありません。
正しい知識と、少しのコツを知れば、ほとんどのダウンは、家で安全にメンテナンスできます。
そしてそれは、服を長く着るための、とても賢くてやさしい選択だと思っています。

ダウンは、ちゃんとお手入れすれば長く着られます
ダウンジャケットは、消耗品ではありません。きちんと向き合えば、何年も、何年も一緒に過ごせる服です。
「お気に入りでいられるかどうか」も、お手入れで決まってくると、私たちは感じています。
正しいメンテナンスを続けている服は、着るたびに「やっぱりこれ、好きだな」と思える。
逆に、扱い方を間違えると、気持ちまで離れてしまうことが少なくありません。
私たちクリーニング屋は、服をきれいにする仕事ですが、本当は 「気持ちを長持ちさせるお手伝い」をしているのだと思っています。
一着を長く着ること。それは、服にも、環境にも、そして自分自身にもやさしい選択です。
このダウンジャケットが、これから先の冬も、変わらずお気に入りでありますように。
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